親子で学ぶ小学受験　本好きの子に育てる

一校に絞って

日出学園小学校合格　　Ｓ・Ｍさんのお父様

　３年前に長男が若鷲会でお世話になり、受験をしました。その際は私達も小学校受験が初めてであったこともあり、学校選びに苦労したことを覚えております。
　わが子がどのような学校に行けばいいのか色々と悩み、何校も受験しながらそれぞれの学校の特徴を認識していったことを覚えています。
　２回目の受験となった今回は、前回の経験が良くも悪くも影響したような気がします。複数の学校を受けることは、子供にとって非常にストレスになります。また親の一喜一憂を見るのですから幼いながらにいろいろと感じることがあるでしょう。そのようなことを考慮し、今回は受験校を一校に絞りました。一校に絞ることは私達にとって大きな決断でした。本当に一校に絞って良いのだろうか？彼女に合った学校が他にあるのではないか？私達が彼女の選択する権利を消してしまっていないだろうか？等何回も悩んだこともありました。しかしながら、その学校は長男も通っており、良い所を沢山知っていること、兄弟が同じ学校に通うことは、彼らの絆を深める意味でも非常に良いと感じたこと、そして何より実際受験をする彼女がその学校に行きたいと言ったことが大きな要因でした。
　同じ志の友達、良い環境で教育を受けられるようにサポートするのは親の役目と考えます。その一方で、出来る限りストレスのない環境で伸び伸びと受験をさせてあげるのも親の役目と考えております。
　今回の私達の決定が正しかったかどうか分かりませんが、子供のために夫婦で悩み、一生懸命考えた末の決定であるため悔いはありません。悩んでいる時に色々と助言頂いた長倉先生、鈴木先生には感謝の気持ちで一杯です。
　どんな学校であれ、受験後の達成感、自信にあふれた彼女の顔を見ると、彼女にとって貴重な経験であったことは間違いなく、これからの長い人生に少しでも役立ってくれればと強く願っております。

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