「補欠が繰り上がったのですが、うちの子はこの学校でやっていけるでしょうか?」「力試しのつもりで挑戦してみたのですが、おもいがけず合格をいただきましたが、この学校でやっていけるでしょうか?」というご相談を12月から1月にかけて何人かの方より受けました。
どちらも中堅私立小学校に合格をいただいて、入学手続きをし、制服・学用品などを整えて4月の入学式に思いを巡らせていたところ、半分諦めていた学校よりの補欠の繰り上げ連絡や国立人気校の検査合格⇒最終抽選合格の結果に直面し、喜びの反面一抹の不安を感じてのご相談だと思います。
私のお応えは「やっていける可能性があると思われたからの合格」です。これはご両親や我々が決めることではなくて、小学校の先生方が決めてくださることです。ただし、入学なさるかどうかは、入学準備をお済ませの学校での6年間の小学校生活と比較検討されて、どちらがお子さんとご家庭にとってより充実した6年間で、お子さんとご家庭をより大きく成長させてくださる可能性が大きいかを考えてください。そのためには、その小学校での生活を良く理解し、入学してからも入学前同様、学校に合った努力を惜しまないことが絶対条件です。合格・入学はゴールではありません。6年間の小学校生活のスタートです。
よりよいだろうと思われる場を、スタートの地にお選びになって、後は自信と誇りとほんの少しの謙虚さを忘れずに、その学校に合った努力を惜しみにならなければ、6年後にあの時の選択は正しかったと思えるようになるでしょう。 (2007年1月24日)
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