先日、若鷲会のホームページの合格実績の表示方法を変更しました。
前回、それについての簡単な補充説明をしました。
今回は、若鷲会での人気校について、説明しようと思います。
人気校=受験者数の多い学校と単純に考えて、受験者数の多い順に並べると次のようになります。(50名以上)
(1)227名 筑波大附属小学校
(2)180名 慶應義塾幼稚舎
(3)162名 暁星小学校
(4)142名 東洋英和女学院小学部
(5)136名 国府台女子学院小学部
(6)119名 日出学園小学校
(7) 96名 聖学院小学校
(8) 91名 立教小学校
(9) 85名 学習院初等科
(10) 84名 成蹊小学校
(11) 81名 白百合学園小学校
(12) 78名 早稲田実業学校初等部
(13) 76名 東京学芸大附属竹早小学校
(14) 66名 東京女学館小学校
(15) 64名 聖徳大附属小学校
(16) 58名 光塩女子学院初等科
(17) 56名 青山学院初等部
(18) 55名 千葉日本大第一小学校
(19) 53名 立教女学院小学校
1位の筑波大附属は、ご存じのように毎年全国一の志願者を集める人気小学校です。
若鷲会でも、このような表にすると同じ結果になりますが、227名の受験者の約半数の方は、若鷲会にずっと通っておられた方でなく、1次抽選を通過した後、考査直前の志望校別演習=筑波大対策に参加された方です。ここから準備を始められる方も多いため、やや準備不足の方も目立ち、合格率も他の国立より低いものとなっています。学芸大附属竹早にも筑波ほどではありませんが、同じような傾向があります。
2位の慶應義塾も、私学では毎年全国一の志願者を集める人気小学校です。
若鷲会でも、ご覧のように多くの方が受験されています。ただし、「慶應が第一志望」「どうしても慶應」という方は少なく、他の私学と日程が重なった場合は、そちらを優先される方が多い状況です。暁星・立教・成蹊・白百合・東洋英和・筑波大などを第一志望として準備を重ねてこられて、日程が許せば受験しようと出願なさり、運良く受験できた方々です。ただし、合格通知をいただいた15名で、本来の第一志望校と迷われた方はいらっしゃいましたが、辞退された方はなく、全員進学校としてはこちらをお選びになっています。5名以上の合格者のいる学校で全員進学という学校はここだけです。さすが慶應というところでしょう。早稲田実業も似たような傾向があります。この2校の差は若鷲会の教室の地理的環境が大きいと思います。
3位の暁星は、12年間安心してお預けできる都心の学校として、男子の一番人気です。成蹊と併願を考えられる方も多いですが、慶應・早稲田の関係と同じく、若鷲会の教室が東京の東部にあるということで、このような結果になっています。
4位の東洋英和女学院は、12年間安心してお預けできる都心の学校として、女子の1番人気です。若鷲会を活用される女子の方は、比較的自由で伸び伸びした校風を好まれる方が多く、聖学院・青山学院・立教女学院などプロテスタント系の学校が比較的人気です。
5位・6位の国府台女子学院・日出学園は、教室から最も通い易い地区にあり、入試日程も東京の主要校とずれている学校グループです。
以上、簡単に人気上位の学校の分析をしてきましたが、あくまで若鷲会を活用してくださった方の人気です。実際の受験者数・倍率や個々の学校の魅力に対する感じ方はそれぞれです。後輩のご父母の方々も、色々の学校をよく研究し比較検討なさり、我が家にとって我が子にとって、価値ある学校をお選びになって、合格を目指してください。
(2010年11月7日)
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