先日、若鷲会に男の子3人通わせていただいたお母様から、現在6年生の男の子について、嬉しいお電話をいただきました。私立中学の入学試験が終了して、受験した中学7校(市川・海城・駒場東邦・栄東・渋谷幕張・昭和学院秀英・東邦大附属東邦)すべてに合格したのだが、どちらを進学校にしようかというご相談です。男子校か共学校か、兄と同じ学校か、お母様の母校か、やりたいクラブ活動の有無、中学への通学の便、中学入学後に通いたい進学教室への通学の便、特待生枠かどうか、何を重視するかによって答えは違ってきます。ご両親・本人・お兄さんで、よくお考えになってお決めになるようおこたえしました
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小学受験の際には、心身共に逞しい子で期待していたのですが、運に恵まれず志望校の国立附属校3校とも一次抽選ですべて外れ受験できなく、公立に進まれた方です。
嬉しかった理由はいくつかあります。
一つ目は、小学受験時にご希望をかなえられなかったのに、若鷲会のことを忘れずにお電話下さり、ご相談いただいたことです。
二つ目は、中学受験において,いわゆる難関校を複数合格され、さらに若鷲会での小学受験準備が小学校での学習生活の基盤となったとおっしゃっていただいたことです。
三つ目は、中学3年生のお兄さんが、自信を持って同じ学校がいいと言っていると伺ったことです。お兄さんの3年間の中学生活が充実していることの証だと思います。
そして、四つ目は、後からお聞きしたのですが、本人が自分なりの価値観でお兄さんやお母様と別の道を選んだことです。果たして正しい選択かどうかは別として、自分なりの選択ができ、ご両親やお兄さんを納得させられるように成長していたのだと思います。後は、自ら選んだ道で、その道の良さを生かして無理なく頑張っていけば、6年後満足できることになるでしょう。
若鷲会では、目先の小学校受験の合格も勿論大切なことですが、それより小学校での生活の基盤をかためていくこと、自分なりの価値観、自分で考えられる子に育つことの方がより大切なことだと思って、常に子供たちやお母様方に接してきました。そのことをご理解いただけていて、それをご両親・お兄さんも認めてあげて下さったのが、なにより嬉しかったのです。
(2014年2月12日)
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