長野オリンピック(若鷲会は誕生して半年)は、日本開催=時差がないため、比較的よく見ていたのですが、大分記憶が曖昧になっています。そのオリンピックより8年前のアルベールビル(まったく記憶にありません)から今回のソチまで7回連続出場し、アスリート仲間から『レジェンド』とよばれ敬愛を集めているジャンパーのことを今回初めて知りました。
7回連続出場とは、24年間少なくとも日本代表に選ばれ続ける力と実績を維持しているということです。しかも、これまでのオリンピックの団体ではいくつかのメダルを獲得していますが、個人種目では入賞こそしているものの、メダルを獲得し表彰台に上った体験はありません。そのジャンパーが、ノーマルヒルでこそ8位入賞でしたが、ラージヒルで銀メダル、団体でエースとして銅メダルを勝ち取りました。しかも、4年後の平昌への意欲を語っていました。
41歳にして、進化し続けているということです。私の意識の中では、体力・筋力・反射神経などは20代がピークで、まれに気力・体験力などで30台がピークになる方がいるのがアスリートの世界だと信じ込んでいました。
どのような育ち方・体験を積み重ねて、どのような考え方で日々をすごせば、このようなことが可能なのか、非常に興味をひかれました。テレビのスポーツニュースやスポーツ新聞の解説をいくつか興味深く聞かせて頂いたり、拝読しました。解説をしている方のほとんどは同年代あるいは後輩のアスリートの方でした。しかし、残念ながら納得できる答えは見つかりませんでした。
24年間には、置かれた環境・本人の立ち位置やジャンプという競技のルールなど、数多くの変化があったようです。それぞれにどのような心境で対応して、ジャンパーとしての成長に繋げたのかが分からないのです。また、20代30代より確実に衰えるであろう肉体をどう維持・成長させられたのかも分からないのです。
皆さんも、よく考えて下さい。もしかすると、この答えが、今の子育てや教育の常識を変えてくれるものかもしれません。さらに、年齢というものの常識も変えてくれるかもしれません。チャンスがあったら、皆さんのお考えを伺いたいものだと思います。(2014年2月19日)
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