筑波大附属小学校合格 M・Yさんのお母様
11月10日筑波1次抽選に行った主人に会いに、茗荷谷駅から小学校校門への坂を下っていました。坂の途中で下を向いている主人に会いました。「ダメだった?」「受かったよ。」「あー、良かった。本当に良かった。」これで娘にテストを受けさせてやれるのだと責任を果たした清々しい気持ちで2人で駅に向かって坂を上がっていきました。1次合格を喜んでいると沿道からたくさんのパンフレットが配られていました。おめでとうございますと手渡されるのが嬉しくて気が付いたら全部受け取って帰って来ていました。数日して、どこか国立を専門でやっているところはないか?共働きで通わせられるところはないか?模試も受けるべきか?と悩みながらパンフレットを見ていると、亀戸という比較的近い所に20年物長きに渡って幼児教室を開設しているところがあるとわかりました。仕事の都合上、木金両日出席は難しいけれど木曜1日だけでも秋期志望校別演習国立講座を受けさせてみようかなと電話をかけてみました。木曜だけでもいらっしゃいと言っていただき、金曜の分の解説プリントも受け取って帰らせてもらいました。
実は、私立も受験し大手塾も経験していた娘ですが、私立に失敗し親子ともにがっかりしていた時期でした。私は何が失敗だったのかと自分を責めていました。共働きで私が仕事を辞めなかったせいか、なぜもっと早くにプリントをやらせなかったのか、小さい頃からの保育園生活でお行儀が悪くなったのか…若鷲会で講習を受けさせて頂き長倉先生のお話の中に、過去の若鷲会卒業生で小学校は希望の学校には入れなかったけれど中学で開成に入った生徒さんのお話がありました。『万事塞翁が馬』確かに最後まで目標を持って努力できる人間になる事の方が大切ですし、小学校合格が全てではないのだからと少し肩の力が抜けて楽になった気が致しました。それでも気持ちのどこかではやっぱりこんなに頑張ったんだからせめても2次検定合格を頂いて、娘の今までの頑張りを成果にしてやりたいと思っていました。娘が通った若鷲会の授業を振り返ってみると、非常に短い期間ではありましたが明らかに余裕があり活き活きとして楽しんでいました。私立の面接でこの雰囲気が出せていたら良かったのにと思う一方で若鷲会に出会えた事を幸せに思っていました。若鷲会での短期講習では先生方が娘の性格を見抜いてご指導頂き自信を取り戻して下さいました。特に鈴木先生には良い所をたくさん引き出して頂き、伸び伸びやれていました。もしかしたら最大の失敗は私がガミガミ言い過ぎてしまったことなのかも知れないと思いました。私立は女子校希望だったのでお行儀や立ち居振る舞いもうるさく言いましたし、仕事に出る前の朝の時間にやらせるプリントは時間が無いこともあって、みている私がイライラしてしまうこともよくありました。もともと娘は長女でのんびり屋、友達が遊んでいる輪に入れずに少し離れた所で微笑みながら様子を見ているタイプの子供です。競争も行動観察も苦手です。「私の名前は○○です。貴方のお名前は?一緒にあそびましょう。」と何度も呪文のように唱えて練習させたりしました。長倉先生が講義で「合格する子はテストを終えてどうだったかを聞くと『楽しかった』と言って帰ってくる。」と話されていました。娘は私立の試験の後「怖かった」と言って帰ってきました。緊張でガチガチだったのだと思います。
筑波2次は娘にリラックスさせて少々お転婆なくらい張り切って行かせようと決めました。挨拶をすること、お返事すること、指示を聞き漏らさないことなど確認しておきたい注意事項はレポート用紙に山盛りでしたが、当日の朝は何も言わずに送り出しました。控え室に入ってからも娘は浅く腰掛けると椅子がツルツルして落ちそうになると言って何度も何度も座り直していました。こんな感じで大丈夫?と不安になりました。でも最後の試験だから伸び伸びとやらせると決めて何も言いませんでした。卓球の選手がよく使う「よっしゃー、タアー」を娘はよく真似しておりましたので「今日はよっしゃー、タアーでやってきてね」と言って2人で「よっしゃー」と言って別れました。帰りの電車の中で、今朝は緊張してしまうといけないから注意事項を話さなかったことを伝え、私が書いたレポート用紙を見せました。それを見ながら娘は「これも出来た、これも出来た、大丈夫だよ。」などと調子のいい事を言っていました。制作は最後まで終わらなかった、クマ歩きは1番ではなかったと不安要素がいっぱいでした。2次合格発表は主人と2人で見に行きました。そして合格を確認してから一度戻って娘を連れてもう一度見に行きました。私立に受からなかった娘の傷ついた心が癒されるといいと思って掲示板前で一緒に写真を撮ったりしました。長倉先生にお電話で報告すると一緒に喜んで下さりました。「3次抽選は神様がお決めになること、小学校6年間耐えられると思えば受からせてくださるし、中学受験した方がいいと思えば外してくださる。」というお話が印象的でした。3次抽選に行く主人がナーバスになっていたので長倉先生のお話を伝え、2次合格者100人中65人が受かるんだから65%合格よと言って送り出しました。娘がリラックスして試験に臨めたのも主人がナーバスになりながらも当選を決めて来られたのも若鷲会に出会えたからだと思います。私は桐朋学園小学校出身で鈴村一成先生が校長先生だった時の卒業生であり、この出会いに深いご縁を感じております。短期間に娘の性格を見抜いて自信をつけさせて頂き大変感謝しております。娘は筑波大学附属小学校の制服を着て合格のご報告に伺い、長倉先生に褒めてもらうのをとても楽しみにしております。本当にありがとうございました。
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